国民の代表者である政治家とは

政治家とは国家を維持運営する「まつりごと」に従事する存在です。民主政治が実現されている日本においては、国民の代表として選ばれた者達を政治家と呼ぶのが一般的です。

一方で歴史を振り返ると、政治家とは複数の選任によって選ばれた人物だけを指すのではありません。武力によってその地位を勝ち取った君主や、領主なども政治家と呼ばれていた時代があります。

政治家とは主にどのような仕事を行なっているのでしょうか。日本において「国会議員」と呼ばれる政治家の主たる仕事は立法です。立法とは、法律を作る仕事の事です。

多様な利害を持つ人間達の集合体である国家を運営して行くには、ルール作りが欠かせません。古い物を見直し、新しい法律を制定する必要があるのです。それによって福祉も医療も守られ、経済や労働も成り立ちます。

新しい法律を作るために、まずは原案を作成しなければなりません。そのため国会議員は多くの時間を費やして法律の勉強を行ないます。

国会議事堂に登院すると、政策の勉強会に出席したり、委員会で法案について話し合います。また大切なのは本会議です。本会議では税と法律について話し合います。

通常国会の会期中はそちらに出席する必要があります。通常国会では主に翌年度の予算について話し合い、決定します。その時同時に重要になるのが、予算関連法案の話し合いです。

通常国会の会期は150日間であり、会期延長は一度だけ可能とされています。これ以外にも政治家にとって大切なものと言えば「外回り」です。

支援団体や支持者の意見を聞いたり、街頭に立って演説している姿を見かけた事がある方も沢山おられます。演説は選挙期間だけでなく、日常的に行なう議員も存在しているのです。

次回の選挙に向けて布石を打っておくのも、国会議員にとって大切な仕事です。また、国会議員は国を動かす存在であり国民の代表者ですから、陳情者の意見を積極的に聞く仕事も大切です。

国会に訪れた訪問者に対応したり、外回りで様々な有権者の声に耳を傾けます。他にも重要なのは情報収集です。陳情されない要望を汲み上げるためにも各種企業の会合に出席したりする事が欠かせません。

ちなみに国会議員は公務員ですが、「非常勤特別職」と呼ばれ、一般的な公務員と同じような雇用待遇を得ているわけではありません。休日や就業時間は一般的な公務員と同様ではないのです。

政治家は国民の代表者ですから、このように日々様々な仕事をこなしているのです。